・柚子の蜂蜜漬け(リンク) 小さじ2杯 ・お湯 200ml
ブナの甘露蜜
柚子の蜂蜜漬けをグラスに入れて、お湯を注いで出来上がり。
※冷水を注いだ、アイス柚子茶も美味しいです。
朝鮮で有名な柚子茶(ユジャ)ですが、朝鮮には、茶葉を使用しなくても「茶」と呼ばれる
ものが他にもたくさんあります。
例えば、蜂蜜をお湯で割った「ボルクル」と呼ばれる蜂蜜茶や、トウモロコシを焙煎して作る
「オクスス」と呼ばれるトウモロコシ茶など。
日本にも「玄米茶」や「麦茶」があるのと同じですね。
茶葉を使ってなくても、茶葉以外のものから煮出したものを、いつしか茶と呼ぶようになった
のです。中国では、茶葉のお茶を「茶葉茶」、茶葉以外のお茶を「茶外茶」といって区別して
います。
ところで、日本語の「茶」と英語の「tea」の語源は、どちらも中国語だと知ってましたか?
中国語といっても、広東語や北京語など、発音が異なる言語が多く存在します。
日本の「茶」や、インドやトルコなどの「チャイ」は、広東語の「チャ」が伝わったものです。
一方、欧米諸国の「ティー」は、福建省南部で使われるミン南語の「テー」が、福建省と貿易を
していたオランダからヨーロッパに伝わったものなのです。
お茶は、故郷である中国から世界に広がり、いつしかその国独自の文化として、いろいろな
お茶が誕生していったのです。
世界中を旅する機会があれば、その国の文化を知るきっかけとして、まずは、お茶を飲んでみる
といいかもしれませんね。