夜、眠れないことってありませんか?
疲れているのに眠れない・・
もしかしたら、気付かない内にストレスを感じているかもしれません。
不眠が続くと余計にストレスがたまり、心と体のバランスを崩しかねません。
睡眠薬という手もありますが、肝臓に大きく負担がかかることや、薬に対する依存性が増すと
なかなか止められなくなります。それに、薬に頼っても、不眠の根本原因になっているストレ
スの改善にはなりません。
学校や仕事、子育てや人間関係など、生きていればストレスを感じる場面は様々です。
でも、一体何がストレスになっているのか?
それは、「不安な気持ち」です。
これを少しでも改善しなければなりません。
人間の脳には、興奮や緊張を和らげて、心を安定させようと働く「セロトニン」という脳内
物質がありますが、これが不足すると不安感が増して、心にストレスがたまってしまうのです。
セロトニンは、必須アミノ酸の一つである「トリプトファン」から作られるのですが、
これを多く含む食品は、乳製品、肉、魚、卵などの動物性蛋白質や、アーモンド、大豆などの
豆類などです。
そこで、眠れない夜にお勧めなのが「はちみつミルク」です。
はちみつには、ブドウ糖と果糖という2つの主要糖分がありますが、ブドウ糖は、牛乳のトリ
プトファンの体内への吸収を助ける働きがあります。
また、血糖値が上がると、興奮作用のあるアドレナリンの分泌を抑え、副交感神経を優位に
させるアセチルコリンが、精神をリラックスさせます。
はちみつには、その血糖値を緩やかに上げる働きがあるのです。
これは、主要糖分の一つである果糖が、急激な血糖値上昇を防ぎ、安定した血糖値を持続できる
からなのです。
それなら砂糖でもいいじゃないか、と思われるかもしれませんが、砂糖は血糖値を一気に上げる
と、またすぐに下がってしまうのです。
そして、またリラックス感を求めて、甘いお菓子を食べてはの繰り返しになり、糖尿病などの
生活習慣病にかかりやすくなるのです。
現代社会のストレスは、大人だけではなく、子供も感じることが多いでしょう。
食事にも、調味料として砂糖をはちみつに変えると、より健康的な食生活になりストレス緩和に
も役立つのでお勧めです。