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みつばちは、どうやって寒い冬を越すのでしょう?

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みんなで、押しくらまんじゅう!

蜂球
蜂球

みつばちは、変温動物です。
それは、人間のように体温を一定に保てない生き物のことで、気温によって体温も変化します。
暑くなると体温も上がりますし、寒くなると体温も下がります。
全ての昆虫は変温動物なので、冬を越すことができずに死んでしまう者もいれば、冬眠して春を
待つ者もいます。
しかし、 みつばちは、冬眠せずに冬を越すことができるのです。

温かい蜂球

みつばちは、寒くなると巣の中で、押しくらまんじゅうのように一塊になります。
これを「蜂球」(ほうきゅう)といいます。
そして、みんなで羽の付根の筋肉を震わせて、発生した熱で暖を取るのです。
蜂球の内側にいるみつばちは、暑くなってくると外の方に出てきて、外のみつばちが
中に入るといった感じで、順番に温まりながら過ごしているのです。
それで、巣の温度は、常に33〜36℃に保たれていて温かいのです。

巣ではフンをしない?

みつばちは、巣の掃除が専門の働きバチがいるほど、きれい好きな昆虫です。
だから、冬の間も、巣の中でフンをしません。
では、フンがしたくなったら、一体どうしているのでしょう?
それは、春まで我慢して直腸にフンをためこむのです。
だから、冬の間のミツバチのお腹はパンパンです。
そして、温かい春になると外に飛び出て、一気に出すのです。
春先に、洗濯物に黄色いシミが付いていたことはありませんか?
それは、たぶん、ミツバチのフンです。
でも、怒らないでくださいね。
ミツバチは、春から人間のために、役立つ仕事を沢山してくれるのですから。