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はちみつを入れるタイミングで、カレーが変わります。

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カレーが、サラサラになる原因とは?

カレー

カレーの隠し味に、はちみつを入れると、辛みがまろやかになって美味しいですよね。
バーモントカレーも、はちみつが入ってるのがウリですし、カレーとはちみつって相性が
いいのです。でも、こんな経験ありませんか?
カレーにはちみつを入れたら、まるでインドカレーのようにサラサラになってしまった・・
これは、はちみつを入れるタイミングの問題なのです。

サラサラの原因を作るのはアミラーゼ

カレーにとろみを付けているのは、小麦粉デンプンです。
実は、はちみつには、デンプンを分解してしまうアミラーゼという酵素が入っているため、
カレーにとろみが無くなり、サラサラになってしまうのです。
インドカレーのようにサラサラなカレーが好きな人ならそれでもいいのですが、やはりいつもの
とろみが欲しい、と思う人もいるでしょう。

カレーがトロトロになるかサラサラになるかは、はちみつを投入するタイミングで決まります。
どういうことかというと、アミラーゼは75℃の温度で失活してしまうので、カレーを煮込んで
いる最中にはちみつを入れるとアミラーゼが失活し、デンプンが分解されないためにとろとろ
のカレーになるのです。
はちみつを入れる量は、8皿分のカレーなら大さじ1杯で良い隠し味になります。

反対に、火を止めてカレーの粗熱が取れたころに小さじ1杯のはちみつを混ぜると、アミラーゼ
が働いてサラサラのカレーになるというわけです。
このサラサラのカレーは、冷蔵庫で保存しても、翌日も固まらずにサラサラのままです。
はちみつを入れるタイミング一つでとろとろカレーかサラサラカレーになるのですから
ちょっと不思議ですよね。