はちみつブローカー
はちみつブローカーメルマガ登録

恐ろしい、スズメバチに刺されたらどうしよう?

topページ > みつばち図書館 > スズメバチに刺されたら・・
 

秋の繁殖期には要注意!

秋の行楽シーズンは、山登りやキャンプに出かける人も多いでしょう。
しかし、この時期に最も厄介な存在が、スズメバチです。
9〜10月の繁殖期は、スズメバチが一番攻撃的になる時期で、毎年のように事故がニュースに
なりますよね。

よく、ハチに刺されたら、傷口にアンモニア (おしっこ) をかけて応急処置すると良いといい
ますが、これは全くのデタラメです。ハチの毒は、酸性だという勘違いから、アンモニア(アル
カリ性)で中和すると良いという考えですが、ハチの毒は中性なので意味がありません。
また、皮膚の内部に入ってしまった毒に対して、皮膚表面にアンモニアをかけても意味がない
のです。(皮膚がかぶれることもあるのでご注意!)
もし、スズメバチに刺されてしまったら、口や市販の吸引器を使い、毒を吸い出して水で洗い
流してください。その後、患部に、抗ヒスタミン軟膏(かゆみや腫れを抑える薬)やステロイド
軟膏(炎症をおさえる薬)を塗って処置します。

それだけの処置で済めば良いのですが、スズメバチに刺されて一番恐ろしいのがアレルギー反応
である、アナフィラキシーショックです。
蜂毒に対して、アレルギーを持つ人が刺されると、死亡するケースもあるため、早急に病院で
治療しなければなりません。

一番良いのは、刺されないことですよね。
スズメバチは、巣の近くに侵入者が近づくと、偵察バチがその回りを飛び回り、大顎をカチカチ
鳴らしながら、威嚇してきます。この時、大きな声を出したり、手で払ったりしてはダメです。
刺激してしまうと、巣から仲間が出てきて攻撃されてしまいます。
スズメバチに気付いたら、おとなしくその場から立ち去ってください。
スズメバチは、黒いものに反応し、攻撃する習性があるので、頭を隠して低い姿勢で逃げて
下さい。
出かける際は、白系の帽子や服装が良いですね。また、香水やスプレーなどの匂いもスズメバチ
を刺激する原因になるので付けない方が良いでしょう。