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蜂蜜をたっぷり絡めた美味しい大学芋です。

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大学芋

蜂蜜大学芋
(サツマイモ1本分 515Kcal)

材料 1本分

・サツマイモ 1本(200g位のもの) ・蜂蜜 大さじ3杯 ・しょうゆ 小さじ2杯 
・みりん 小さじ1杯 ・サラダ油 適量 ・黒ゴマ 適量

このレシピに合う蜂蜜

マヌカハニー

作り方

1.サツマイモの皮をむき、食べやすい大きさに切ります。
2.サツマイモを、水に10分間さらしてアクを抜き、水をよくふき取ります。
3.サラダ油を160℃に熱し、サツマイモを揚げます。
4、サツマイモの表面がキツネ色になり、少し膨れてきたら上げます。
5.耐熱容器に、蜂蜜、しょう油、みりん、を混ぜて、レンジで1分間温めます。
6.5で作ったタレを、サツマイモにまんべんなく絡めて、黒ゴマをふって出来上がり。

日本の飢饉を救った、芋神様と呼ばれた男

「大学芋」という変わった名前の由来には諸説があるようですが、大正時代に、東京大学の
赤門前にあった「三河屋」という蒸し芋を販売していた店が、芋に蜜を絡めて出したら、
東大生に大ウケしたことがきっかけで「大学芋」という名前が付いたというのが一番有力なの
だとか。

今では、日本全国どこででも手に入れることができるサツマイモですが、原産地は中南米辺りで、
17世紀の初頭に中国から沖縄(琉球)へ伝わり、そして鹿児島に伝わってきたのです。

このサツマイモが全国に広がるきっかけが、江戸時代中期に起こった「享保の大飢饉」です。
冷夏と害虫の大発生により、農作物が大打撃を受けたため、主に西日本で多くの餓死者が
出た大飢饉でしたが、サツマイモが伝わっていた鹿児島、長崎では、それほど影響を受けません
でした。
そこに着目した時の将軍、徳川吉宗は、青木昆陽という儒教学者に、関東でのサツマイモ栽培を
命じたのです。
度重なる研究の末、昆陽は、サツマイモの栽培に成功すると、それが全国に広がり、飢餓で
苦しんでいた多くの人々を救うことができたのです。
その功績から、昆陽は「甘藷(サツマイモ)先生」や「芋神様」と呼ばれるようになりました。

日本史が好きな人でも、青木昆陽という名前を知っている人は、あまりいないでしょうが、
享保の大飢饉を、サツマイモで乗り切ったというご先祖様がたくさんいるのです。
今では、どこにでも売っているサツマイモが、とても貴重なものに思えますよね。